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モニュメントとなり、実物がポーツマスに伏在されているが、模型は船の科学館とロンドン科学博物館に1805年当時のもの、グリニッジ国立海軍博物に1765年進水時のもの展示されている。
最後に、ヘンリー8世、エリザベス1世時代か“カティ・サーク”に至る時代の海事史を通じてその頃の帆船を眺めて見よう。
1492年8月3日、コロンブスが“サンタマリア”“ピニンタ”“二ーナ”の3隻の船でポルトガルのパロスを出港、大内洋横断、10月12日ワトリング島のサンサルバドール着、キューバにも到達、1493年3月戻る。(コロンブスのアメリカ発見)
1497年7月8日、バスコダガマ(Vasco da Gamma)が“サンガブリエル”(120トン)でポルトガルのラステロを出港、1498年5月20日にインドのカリカットに到着(インド航路の発見)
1509年ヘンリー8世即位。
1519年9月20日、マジェランが世界一周航海のため旗艦“トリニダッド”(110トン)でポルトガルのサンルーカルデパラメーダを出港、1522年9月6日ポルトガルのエルカノに“ビクトリア”ただ1隻が戻る、マジェランは途中で死亡。
1547年ヘンリー8世没。
1558年エリザベス1世即位。
1571年10月7日、レパントの海戦でオスマントルコ海軍が反オスマン連合軍に敗れる。
1577年12月13日、フランシスドレイク(FrancisDrake)の世界一周航海、“ペリカン”(ガレオン船、100トン)を旗艦とした5隻の船でイギリスのプリマスを出港、1580年9月26日プリマスに戻る、“ペリカン”は途中で“ゴールデンハインド”と船名をかえる。

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戦列艦“ビクトリー”

縮尺:1/48所蔵:船の科学館

 

 

 

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